スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | Edit

駆けていった

2月6日にのんが倒れた直後の様子は、
それまでの前庭疾患後とは大きく違いました。
深い眠りから覚めず、 その後2度の点滴をしても、また3日経っても意識が普通にもどる気配がなく
長くはない・・回復は難しい状態であると、考えざるを得ませんでした。


倒れてから、
同じようなケースはないか、この先はどうなるのだろう、 亡くなるまでの様子 など なにか手がかりを と ネット上でもずいぶん探しました。

でも なかなか見つかりませんでした。
このような倒れ方、また看取り方は (犬では)まれなケースなのかもしれません。


これから書くことは 自分の「覚え」です
覚え でしかないかもしれないけれど
あえて、できるだけ克明に、記憶をたどって書き、公開いたします。


私と同じように 「探している」人の目に止まれば幸いです。





まずは
亡くなった当日のことを、記憶の新しいうちに。




数日前から 呼吸が苦しそうで、もだえるように足を動かし、自ら気道を確保するように首を伸ばしたり、
とにかく、一生懸命息を、息だけをしているという風でした。

口や鼻からは、薄くピンク~茶色がかった液が出ていました
肺水腫なのでしょうか


前日夜からは、足の動きがしきりに走るようなそれに、変わっていました。

もう心臓も苦しそうなのに

いや、むしろ 苦しければ苦しいほど 忙しく足を動かします

それはまるで、若い頃、門を出て公園までの坂を一気に駆け上がっていったことを思い出させるものでした。

「そんなに急いで、走って・・」


それが、当日朝には ゆっくりになっていました。


「もう 着いたのかな」

「やだ、やめてよ~」

そんな会話をかわしていました。


その日は9時から仕事でした。


仕事着に着替える前に 得意な方向に寝返りをさせてやろうと思いました。

いつもは早めに支度を済ますのですが、
その日はなんとなくギリギリまで、それをしたくない気がしていました。

8時50分、
幾分呼吸が穏やかになっているように思いました。

いつもそうするのですが、寝返りさせる前に そっと抱き上げました。

「行ってくるからね、お母さんが帰ってくるまで、待っててね、待ってな(い)かんよ」

なぜか2度「待って」と2度目はのん母のインチキ名古屋弁で声をかけました。

そうして 寝床におろすと、 スーっと 呼吸が弱まりました。

見る間に見る間にさらに弱くなり、

先に出ていたのん父さんに慌てて電話をしました。

直ぐに戻ってきたのん父さん。

「ああ、のんちゃん!、のんちゃん!」

確かそんな風な言葉だけだったと思います。

しっかりとのんに触れ、しかし のん父さんは直ぐに仕事場に戻らねばなりませんでした。


私は、のんを再び抱き上げはせず首の下に一方の手をあて、もう一方を腹に回し抱きしめて耳を当て鼓動を聞こうとしていました。

鼓動はほとんど感じられませんでいた。

そうして、わずかに上下していた胸も、動かなくなりました。

顔を近づけても 口からもう呼吸をする音も、息もなにも感じられなくなりました。


はしる



のん父さんが仕事を抜け、再び戻ってきたときには、のんはすでに 静かに静かに穏やかな顔でした。




のん父さんの仕事は人間の生きるお手伝いをする仕事です。
自分の母親の時も、のん母しか駆けつけることができませんでした。
通夜や葬式の日も仕事を休みませんでした。(母親もそれを望むであろう、 と。)

この日も
のんが息を引き取る瞬間に立ち会うことはできませんでしたが、
常にのんのことを気にかけ、のん母がずっと側にいられるように、できる限りの努力と配慮をしてくれたのん父さんです。

のんを のん父さんと二人で見送ったと思っています。




長文、読んでくださりありがとうございます
にほんブログ村 犬ブログ 老犬・高齢犬へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
2013.03.10 22:01 | Comment(6) | Trackback(0) | 家族 | Edit
Title:
ダメだぁ・・・涙があふれて何て言ったらよいか・・
先代犬のチョビが逝ったのも、9年前の雲一つない晴天の
10月10日、ちょうどのんちゃんが逝った時刻と同じくらいでした。
私と息子に見守られて旅立ちました。
9年経っても、その時の光景は忘れられません。

のん母さん、まだまだお辛いのにこうして書いてくださって
ありがとうございます。

今頃のんちゃん、あんずさんちのコロちゃんと一緒に
再会を喜んでるかもしれないですね。
2013.03.11 14:45 | URL | chobipon #GPAZKWNo [ 編集 ]
Title:chobipon さん
チョビちゃんも、同じように晴れた日の朝だったんですね。
9年になりますか。

書いていると辛い部分もあるんですが、
なんだか今一気に書いてしまわなければならないような気がしているんです。

ああ、コロちゃんとももう会えたかなー。
2013.03.11 22:01 | URL | のん母 #nn2s4Z0M [ 編集 ]
Title:
のん母さん、お辛い中のんちゃんの最後をこうして教えてくださって有難うございます。

のんちゃんはお父さんお母さんにいっぱいいっぱい愛してもらえて嬉しかったね。
のんちゃんもちゃんとお父さんとお母さんに見送ってもらったと思っていますよ。最後にお父さんに撫でて貰えて嬉しかったと思います。

のんちゃん、お空には我が家にいた「わがまま姫とわがまま王子、あとおっとりじいちゃん」が居るよ。一緒に遊んでやってね。
2013.03.11 22:47 | URL | ミッチー #- [ 編集 ]
Title:ミッチー さん
辛いというか、最後の一ヶ月間のこと、考えたくない部分や記憶が曖昧になってきている部分もあり、記録しておかねば、という感じなんです。
しばらくは、暗い記事になると思います。
3頭も見送ったんですね。
のん母はこれが初めてです。
きっと一緒に遊んでいますよね。
2013.03.12 06:57 | URL | のん母 #nn2s4Z0M [ 編集 ]
Title:
のん母さん、ずっとのんママさんって呼んでました(@_@;)
今 気づきましたv-12ごめんなさいv-356

のんちゃん旅立つ時もいい子ちゃんでしたねv-353
見送るのって慣れません。兄のうちの子も含め四頭見送りましたがつらいです。
のん母さんの日記を読んでも涙です。
でもおつらいのにのんちゃんのこと書いてくださってありがとうございます。
なかなか症例がなかったらどうしようって方もいますし
うちの子たちも可能性があります。
書いてくださってありがとうございます。

2013.03.12 16:56 | URL | さこ #qjsITxmk [ 編集 ]
Title:さこ さん
ママでもいっこうにかまいませんよ~

そうですよね、一頭一頭違うし、皆大事にしていた愛犬なんですものね。
正直 書いていて辛いですが、書かずに時間が経っていってしまってうやむやになってはいけない気がしているのです。
何もせずにいるのも辛いんです。

時代に逆行した選択だたのかもしれないので・・
ふーん、こんなこともあるんだー くらいに思ってくだされば・・


2013.03.12 20:48 | URL | のん母 #nn2s4Z0M [ 編集 ]

管理者にだけ表示を許可する
トラックバックURL:

    (copyボタンはIEのみ有効です
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。